職場内で研修を開き、新採用者の方に先輩が講義するということが特に看護職ではあります。
しかし、研修や講師をする機会が少ない人は、研修担当になることが結構なストレスになります。
「教える技術」についてい習うことはほとんどないので、それはもっともなことだと思います。
教える側も教わる側も、「わかる」という状態でいてほしいと思い、「教える技術」というテーマで研修担当者に対して研修を行いました。
「研修」には型があります。
設計図があるように、それに従って構成すると、教えている自分も、教わっている相手も理解がしやすいです。
例えば、導入部分では、「学習者の注意を引く」といいでしょう。
「こんなことありませんか?」「こんなときどうしていますか?」など、ハッとさせられる、現場でよくある困った事例などで、研修に注意を向けることが必要です。
研修の日だけではなく、研修前後が大切になります。
研修前には、研修で何を学ぶのか、なぜ受講するのかなどを周囲が説明し、研修受講のモチベーションを高めます。
研修後には、研修で習ったことが実践できるか、実践場面を作ることが大切。
聞いている人が理解できるためのポイントを踏まえて作ると理解の効果がアップしますし、
教える立場の人も、教え方を知っているとストレスも少なく、スムーズに準備ができます。
自分ができることが相手もできるようになったとき、最終的には自立してできるようになったとき、はじめて「教えた」といえます。
せっかく教える側になったのであれば、真の「教える」を目指されるといいと思います(^^)
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