リーダーの方と面談をしていると、次のような悩みを打ち明けられることがあります。
「後輩が悩みを相談してくれたけれど、自分では解決できない問題だったので、ただ話を聞くだけになってしまった。役に立てなかった気がする…」
確かに、後輩の悩みに対して何か具体的な解決策を提供できたり、アドバイスができると理想的ですよね。しかし、それができないことも多々あると思います。
こういう場合、「話を聞いただけ」「愚痴を聞いてあげただけ」と感じてしまい、役に立てた実感がないかもしれません。
しかし、話を聞いてもらうこと自体に大きな価値があります。
話を聞いてもらった人には、次のような効果があります。
自分の気持ちを吐き出して、スッキリできる
悩みを言葉にすることで、自分の本当の気持ちや問題点に気づける
話をした相手との信頼関係が深まる
これらの効果があるため、たとえ解決策を提供できなくても、相談に乗って話を聞くだけで十分に役に立っているのです。
もちろん、相談に乗ることで、小さな一歩を踏み出すきっかけを作れることもあります。それができれば理想的ですが、解決だけが相談の目的ではありません。
相談された先輩方、どうか「話を聞いただけ」と自分を責めず、相手にとって大切な存在であることを信じてください。
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